瞳が揺れて、零れ落ちた一粒の雫。
この涙にどんな想いが隠されていて、
どれほどの後悔を含んでいるかなんて、
君にはきっと一生分からないでしょうね。
私も話すつもりはないわ。
好きなだけじゃどうにもならないことだってあるの。
現実なんて、こんなもんでしょう。
だってほら、君は私のために泣けない。
君が私に抱いているのは、言葉にできる感情だけなのよ。
馬鹿みたいだって笑うの?
人のために泣けない君が、1番可哀想よ。
『透明な涙』
1/16/2025, 2:03:20 PM