わたしは幼い頃、母が嫌いだった。正確には、母の口紅のにおいが嫌いだった。だから抱っこを嫌がった。そのうち母は抱き上げもしてくれなくなった。母は働いていたから、いつも化粧がにおっていた。幼児期は鼻が敏感なのか、わたしはそれが苦手だった。そのうち母はわたしに関心を持たなくなった。母のネグレクトは、わたしのせいなのかもしれない。【紅の記憶】
11/22/2025, 10:30:36 AM