茶々

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お題:まるで初めて秘密基地を作った時のような。

 嵐の前に、なんとはなしに自分の部屋で毛布に身を包み、遠くの空を見る。怖い訳でもないけど、なんだかわくわく、そわそわ。遠くで雷鳴がなり始め、徐々に空が暗くなる。本当に来てしまうんだと、鼓動が早くなる。
 びゅうと駆け抜けた風は、どこか遠くの山の匂いがした。

5/7/2025, 1:35:52 PM