夜が明けた。
当たり前の事だが、早く寝ると夜が長い。まして、高熱があったりすると、悶々としながらも、寝不足だから眠ってしまう。
眠ってしまうが、身体が熱くて目が覚める。目が覚めてまた眠る。
そんなことを繰り返して、明るくなってくる。夜が明けたのだ。
夜が明けるというのは、やはり希望だ。太陽の光が差してくると、なんだか先が見える気がする。
「明けない夜は無い」という言葉が私は好きだ。どんなに真っ暗な夜でも、いずれ明けるから、だから一晩を凌いで朝を待つ気になる。ずっと夜だったら、何に希望を見いだせば良いのだろうか?
世界には、白夜が開けると極夜になる場所がある。極夜は一日中暗いのだ。その中で、住民はどんな気分なんだろう?そんなものだから慣れてしまうのだろう。私には耐えられないと思う。
No.182
4/29/2025, 8:30:48 AM