Lati

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2025年6月7日
【夢見る少女のように】

夕暮れの空に 手をのばす
届かないことを 知っていても
その手は まっすぐに

夢見る少女のように
信じていた 世界のきらめき
小さな胸に しまいきれないほどの
希望を抱いて

風に揺れるリボン
うつむいた瞳に映るのは
誰にも見えない 未来のかけら

「いつかきっと」と
何度つぶやいたか もうわからないけれど
その言葉が お守りみたいに
今日も心に光を灯す

大人になるって 何かを捨てることじゃなくて
重ねた夢の上に 現実を立たせること
それでも 忘れたくないんだ
あのころの澄んだまなざしを

夢見る少女のように
明日を信じて
私はまた 一歩を踏み出す

6/7/2025, 10:02:38 AM