誰も知らない秘密
…数年前まで
数え切れないくらいあったような気がする
これを言ってはいけないとか
あれは隠しておくべきだとか
嘘は嘘を呼び 秘密は秘密を呼ぶ
どんどん真実が遠くなっていって
誰かの笑い声に辛くなる
苦しさを突き抜けて
もう無理だと思ったその時、
真っ黒い世界と
真っ白い世界の
どっちか選ばなければいけないよ
と誰かに言われた気がした
実際そんな感じで
これが分岐点なんだよな
と思う出来事があった
秘密を持つのはやめた
やめてよかった
たくさんの荷物を抱えてるみたいだった
あの頃があるから
今は両手が軽いんだな
軽いまま、軽さを感じたままに
これからも生きていきたい
ひとつだけ
秘密を持つのをやめてみたら?
…と偉そうには言えないけれど
呟いてみる
2/7/2025, 2:44:59 PM