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「私に愛でられるのは、嫌いかい?」

そう微笑む彼女は聖母のようだ。
その実、僕の命を握る独裁者は試すように僕を見ている。
僕は彼女の頬を掴み、笑って返す。

「いいえ、ちっとも」

7/25/2024, 11:04:17 PM