Kohr

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ある古い書物の一節にて。

天候の神島と呼ばれた島がある。そこに住む男性は女性に恋をした。
この島は、口を開くと天気の話ばかり。

好きな女性も天気の話をする。

男性はこれが嫌だった。中々勇気を持って話すことも出来ない。
男性は思った。「天気の話なんてどうでもいいんだ、僕が話したかったのは君に恋をしていると言うこと、気づいてないでしょ?」


ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

5/31/2023, 11:12:25 AM