‪スべてはキみのセい。

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『星のかけら』



夜空を滑るように飛び回る流れ星の双子、キラリとピカリ。今日も地球を巡り、星空に美しい線を描いていた。

「ねえ、ピカリ。ちゃんとついてきてる?」
「もちろんだよ、キラリ。心配しないで!」

しかし、その返事もつかの間、ピカリはいつの間にか眠りに落ち、軌道を外れて地上へと落ちてしまった。

慌てたキラリは、すぐに地上へ降り立ったが、ピカリの姿はどこにも見当たらない。住人たちに尋ねて回ると、ある場所で「光る欠片」を集めている人々に出会った。

「これ、あなたの仲間?」

差し出されたのは歪な形をしたピカリだった。落下の衝撃でバラバラになったピカリを、住人たちが集めて組み立てようとしたのだが、元の形が分からず、どこかちぐはぐな姿になっていた。

「何をしてるの!」

キラリは怒りを露わにし、住人たちを責めた。しかし、住人たちは戸惑いながらも事情を説明する。彼らは純粋な善意からピカリを元に戻そうとしていたのだと知り、キラリは涙をこぼした。

「ごめんなさい……。怒ってしまって。でも、ピカリを助けようとしてくれてありがとう。」

キラリと住人たちは和解し、協力してピカリを元に戻す作業を始めた。しかし、どうしても最後のひとかけらが見つからない。

どこを探しても見つからず、キラリは自分を責め始めた。「私がもっと注意していれば、こんなことにはならなかった……」

そのとき、キラリはふとピカリとの記憶を思い出した。

「どんなに離れても、僕たちは一緒だよ。だって僕の心はいつだって君の中にあるから。」

その言葉を信じ、キラリは胸に手を当てた。すると、淡い光が手のひらから溢れ出し、最後のひとかけらが姿を現した。

「これがピカリの心……。ずっと私の中にあったんだね。」

住人たちの手を借りてそのひとかけらをピカリに戻すと、ピカリは元の姿に蘇り、再び輝きを取り戻した。

「ありがとう、キラリ。そして地上のみんなも。」

ピカリは感謝の言葉を住人たちに伝え、キラリと共に空へ戻ることを決めた。その夜、空に浮かぶ星々の間に、双子の流れ星が再び光の軌跡を描いた。

地上には、ピカリが残した優しい光が住人たちを照らし続けていた。


1/10/2025, 5:34:58 AM