「光と闇の狭間で」
深い眠りにつく前に鏡の中の自分に向き合う
光と闇の狭間で循環する思考
僻みと病みの無様を折檻する嗜好
意味がないことだと気づいてもやめないのはなぜ?
スリルを味わうあなたがまぶしいけれど
本当の気持ちをセーターの下に隠して
スキルを積み上げるあなたを追いかけるだけ
もうどうすればいいの?
柔らかな光をため息で揺らす
暗がりの中で微熱にうなされる自分と
太陽の下で飛び回るあなたとの距離は遠い
自分は飛べない翼だと知ることなく
キャンドルを吹き消し闇に落ちていく
もしも、自分にもう一つの物語が有るのなら
もしも、もう一度巡り会えたら
泣かないで、終わらせないでと呼び止めて
「また会いましょう」と笑い合いたいから
宝物のようなたくさんの思い出を永遠に
柔らかい雨で唇を濡らす
12/2/2024, 12:59:54 PM