うどん巫女

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目が覚めるまでに(2023.8.3)

人は、眠りについてから目覚めるまでに、いろいろな夢を見ているらしい。ただ、その全てを覚えておくことはなかなか難しいようで、起きた時には夢の内容を断片的にしか思い出せないということがほとんどだろう。
夢というのは、夢をみる者の記憶や潜在的思考からつくられるため、きっと現実に限りなく近い夢も多々あるだろう。一夜の夢の中で、一人の人間の生涯を体験している、なんてことも否定できない。
もしかしたら、今こうして悩み苦しみ嘆き時に笑う人生も、自分ないし誰かのひとときの夢に過ぎないのかもしれない。(こういう考え方を『胡蝶の夢』というのだったか)けれども、自分にとっては、今生きているこの人生こそが現実であり、他人から見て夢であろうとなんだろうと、苦しいものは苦しいし、嬉しいものは嬉しいのである。
そうやって考えながら生きていると、少しは気が楽になるのではないだろうか。

8/4/2023, 6:49:47 AM