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彼といると落ち着くの
何していても彼はいつもそばに居てくれて
彼が飲み物を取りに行った時
戻ってくると彼は
私のマグカップを持って私の前にそっと置いてくれる

「ありがとう」

「どういたしまして」
お礼を言うと彼は笑って愛おしそうに私を見ていた。
その後は各自で好きな事をやった。
私は,読書やSNSのチェック。
彼は,ゲームや動画鑑賞。

もちろん2人で話したり,遊んだり
お互いが満足するまでずっと一緒にいる空間が
今の私にとって1番安心できる
心地よい場所になっていた。

でも時々この関係に
いつかは終わりが来てしまうことに
不安を覚える。

「ねぇ,いつになっても捨てないでね」

「捨てる?何を」

「私を」

「捨てる?君を?捨てないんだけど。」

「もしかして...不安になっちゃった?」

「少しだけ」

「大丈夫,大丈夫。捨てるなんてしないよ。
俺は君が好きだよ。」

「私も好きだよ」

「ほら,お互い好きなんだよ。だから大丈夫。」

「...うん。」
心配そうな彼の顔を見ていたくなくて
顔を下に向けた。
彼はそっと私の唇にキスを落とした。

「えっ?」
突然のキスに驚いた。

「ストレートに行動に移そうかなって。
今の俺にできる最大の愛情表現だよ。」

そんな言葉を口にする
少し恥ずかしそうに言う彼は
いつも私を不安という鎖から解いてくれる。
いつも私をふわふわで柔らかい大きなタオルを広げて
どんな私も受け止めてくれる。
私に大きくてて温かい安心をくれる。

「離れたくないよ」

「うん。離さないよ。」

「いつもありがとう。」

「ううん。俺もありがとう。」

こんな私だけど飽きないで
嫌いにならないで
捨てないで
俺は彼女を捨てたり
嫌いになるなんてしない。

この先どんなことで不安になるかわかんない
この先どんなことで不安にさせるか分からない

でも彼はいつも私に安心と温かさをくれる
でも俺はいつも君に安心感と温かさをあげてるつもり

「「嫌いになるなんて有り得ない」」

「俺は」
「私は」

「「貴方が呆れるほど君に愛を伝えるよ。」」





─────『安心と不安』

1/25/2023, 9:08:45 PM