芽吹きのとき
流れる日々時間の中で、ふと日が長くなっていることに気づきます。昨日まで堅く蕾を閉じて雪を被せていた、紅梅が忙しく過ぎる光のなかで知らずに芽吹きのときを迎えていました。今朝は、降り出しそうな低い雲の下、その蕾が芽吹き花が開き始めていました。私は見逃すまいと毎年その芽が芽吹き、紅色の花をつける日を見つめていました。
そんな季節の只中で、今年は特別な春を迎えます。3月の風に想いをのせて、花の蕾は春へと移るように貴女の元へと続きます。白い白い花弁に紅色に染めた頬が貴女のように鮮やかです
こんな、憂いを含む低い空の日は、もう少し私の娘でいてください…なんて言ったら舌出して笑う貴女です(笑)
溢れ出す昨日の宝箱光の粒の妖精が集まって、少しづつ今日という朝に繋がりました。
相変わらず、大きなあくびをして
相変わらず、「おかあさーん」って降りてくる
新たな世界の入り口に立っているくせに
自転車に始めて乗れた春のように。
背中より大きなランドセル
傘の黄色と、長靴の黄色だけしか見えなくて
何時までも何時までも貴女の背中を見つめてた、ごく在り来りの母親の春の朝は、今日と同じに、空が低くて、その薄曇りの空に白と赤の梅の花が綻んでいた。
同じ春を何度も見送って、今年の春は一番末のお姫様、白い花弁のようなドレスに紅色の頬を染めて、勝手にお嫁に行くそうです(笑)
瞳を閉じれば、幾つもの季節が貴女と共に流れます。
春一番はもうすぐ、旋風に花粉が乗って
涙目で誤魔化して、貴女の門出を祝います。
上手くいかないこともあるけれど、それさえ
季節が巡れば小さくて、天を仰げば美しく流れ貴女を癒します、貴女が奏でる音楽のように、貴女の好きなメロディに乗せて。
青い空は凛と澄んで見上げる貴女を立たせてくれるはず。
静かに流れる雲が花開く喜びを教えてくれます、そんな貴女の季節の中で、分かち合える幸せを見つけたことに感謝して、隣で笑ってる人になってください。
瞳を閉じれば貴女がどれほど私を強くしたでしょう。出来ることなら、貴女にとって、この母もそうでありたい。
今は、思い出さなくてもいい。
でも、覚えていてね、一緒にお風呂に入ったこと。
嫁ぐ娘へ。
今日は、らしくないの書いてみました。
咲き始めた庭の梅の花が綺麗なもので(笑)
木の花は濃きも薄きも紅梅
桜は花弁おほきに葉の色濃きが枝細きて咲きたる 藤の花はひなひ長く色濃く咲きたる
いとめでたし
枕草子 清少納言
木に咲く花は濃いのも薄いのも紅梅が一番
桜は花弁が大きくて葉の色の濃いところに細い枝に花をつけて咲いてるところがいい。
藤の花はしなやかに垂れた花房が長く濃い色に咲いているのがステキ✨️って枕草子って清少納言さんの好きを書いた本だったんねぇwww
花は梅ごのみの清少納言さんとも読めるし
春咲く花の順番で四季折々を表現したとも読めるね、日本語って素敵です。
令和7年3月1日
心幸
後書き
いつものひとつwww
大地の底深く深く根を張り凛として立て、空を見上げて青天を衝け。
井の中の蛙大海を知らず されど天の高さを知る。
根無し草の漂う浮き草腐れ外道大魔王よりは幸せかなと自負www
今日から3月早いものでもうすぐ一周しちゃうわwww
そして、義父の一周忌も来ちゃうは、ちゃっかり娘は嫁に行くはの春一番。
1年早いものでも色々ある。とりあえず、石の上にも3年だからあと2周はやると決めたのでここに記しておく。
大昔駅で配ってた同人誌みたいなメンヘラ厨ニ入った詩にも慣れたしwww 謙虚さを失わずに2周目も我が道を行く。
3/1/2025, 11:46:18 AM