たいして迷うこともなく見知った道を進んでいるだけなのに分かれ道では無用に悩む
軽い決断と覚悟を迫られた時には、これこそ岐路だと手軽な選択を積み重ねる
そうして選んだ分かれ道こそ正しい道だと歩みを進める
だがおそらく『岐路』ってもんはそうじゃない
それまでの生き方や価値観でやりくりできた道の質が、突然変容することだ
こちらの準備とは無関係にやってきて、己の生き様を問われることだ
中庸なんてものは無いぞ
時間も待ってはくれない程に短く素早い
隠してた自己が引っ剥がされて粉々になる
そうして選ぶしかなかった分かれ道を静かな怒りで進むことだ
6/8/2024, 1:49:17 PM