『夢を描け』
縁側で呑気にお茶とお菓子を楽しむの。
隣には貴方がいる。
もう彼此15年の仲の貴方が、今と変わらず隣にいる。
それで今と変わらず好きなものの話をするの。
漫画やアニメや舞台の話を。今と変わらない明るさで。
いつか彼の人は「停滞は死だ」と言っていたけれど、
その言葉が深く心に刺さりはしたのだけれど、
それでも私は今あるこの日々が永遠に続けば良いと、
結局はそんな子どもじみた夢を描いてしまう。
ねぇだって、彼の人が描いた夢も結局は、
ただの平和と安寧だった。
夢ってそういうものじゃない。
5/9/2025, 10:28:14 PM