とーる

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教室の隅で一人静かに本を読むあなたに見惚れた
大切そうに、愛おしそうに本のページを繰るその手に
夢中になって文字を追うキラキラしたその瞳に
面白かったのだろうか、時々緩むその口元に
私は見惚れていた
あなたをもっと近くで見ていたいと思った
初恋の日
忘れたくても忘れられない日
あの日から、私の灰色の世界は淡く輝き出した

5/7/2024, 2:07:03 PM