るに

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夢を見てたの。
お気に入りの服を着て
出かける私の夢。
もうずっとここにいたいって思った。
でも夢で、
起きたら自分の部屋で、
散らかった部屋が目を覚まさせてくれる。
外が暗いから深夜なのだろう。
そういえばお風呂入ったっけ。
晩ご飯食べた……?
よくわからなくなってきて
スマホの明かりをつける。
あっ、まだ18時だ。
最近風も冷たいし、
18時でも外は暗い。
ふと横を見ると
絵を描いている途中だったことを思い出した。
机は描く場所がないから、
ベッドの上で。
その女の子の絵は
夢の中で私が着てたような服を着てる。
別れ際に
主人公に
全てを諦めたような
意味深な笑みを浮かべる
重要キャラって感じの表情。
絵ってのは
当たり前だけど
描く人の画力で
可愛くも、美しくも、かっこよくもなれる。
だから私、
この子をもうちょっと儚くしたい。
色白で触ったら消えちゃいそうな子。
起きたらやる事山積みで
死ぬまでこんな感じだろうと思った。
寒いくらいクーラーつけて
ちょっと季節外れなスイカを食べる。
食べながらやる事やってんだ?って。
いやいや、漫画読んでる。
"Good Midnight!"
ってのが心に刺さるのよね。
普通に聞いたら
心に刺さるとこなんて1ミリもない
言葉だけど。
絵と一緒だから刺さる。
意味がある。
多分漫画家さんって
本当に絵を描くのが好きな人なんだなって、
わかっちゃう。
わかりたくないのになぁ。
私と全然違うんだもん。
ま、いいや。
漫画を本棚に戻し、
もう一度夢の中へ。

9/28/2024, 10:32:51 AM