あぁ、太陽の光が眩しい。もう朝なのか。
僕はこの空を何度見てきたのだろう。そして、これから何度見るのだろう。…もう数える気も失せた。
僕は、○●◎…。人間だ、………いや、人間だった。
今は…なんと言えばいいのだろう。よくわからない。
最近だんだん色々な事がわからなくなってきて、自分でも笑うしかない。
この物忘れは年のせいなのだろうか、それとも……いや、考えるのはよそう。
とりあえず今の状況を説明しようかな。
端から見たら僕は一人でぶつぶつ話してるおかしな人だけど、まぁ人が来ることはないしいいだろう。
…もうここら一帯は生物の生きられない場所だからな。
確かー…130年くらい前だったか?いや、200年程前だったか…。だめだな、本当に物忘れがひどい。だが100年以上前だ。それくらいまでは普通に人が住んでいたのだが…。もう今の風景からは想像もできないな。
今のここは砂漠のような、それより荒れ果てた場所だ。ここらにはもう僕しかいない。
水も無ければ草木も生えておらず、建物も風化してしまっている。
もう誰もここには来ないだろう。
僕はここでとても、とても長い間一人で過ごしている。
どれくらい経っているのか、僕にはわからない。
ただ、ただ、いつかこの孤独が終わる事を願って。
僕は…死ねるのか、?そもそも…僕は、生きているのか、?
わからない。僕がこうなった時の事ももう覚えていない。やっぱり年か…
ただ、僕はこれでも幸せなんだ。時が過ぎてゆくのを眺める事が好きでね。
もしかしたら、僕は望んでこうなったのかもしれない。…まぁ、今となってはそんなに関係のない事だが。
最近、時間が流れるのが早くてね。もう日が暮れてるよ。
ほら、だって空が暗いもの。まわりも暗くてよく見えない。
もう夜ならば、寝なければいけないね。
まだ話したい事はたくさんあったけど、また明日か。おやすみなさい
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あぁ、今日も太陽の光が眩しい。もう朝なのか。やはり時が流れるのは早いな。
今日も特にする事はないし、昨日の話の続きでも話すか。
えーと…昨日はどこまで話したかな…。あれ、覚えてないな…本当に物忘れがひどい。こんな風になってもまだ年齢に囚われなくてはならないなんて…。
ん?今、僕は何を話していた?
…これは、重症だな、、もう笑うしかできない。
はぁ、なんだか疲れたな。
僕は…、、
…なんだか、伝えたい事があった気がしたんだが…まぁいいか。
…おかしいな。まださっき起きたばかりなのに、いつの間に辺りが真っ暗になって。
僕がおかしいのか?
そうか、僕がおかしいのか。
ん?なんだ?
…急に、誰かの記憶が…?
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…そうか、そうなのか。
わかった。全部、全部その○●◎ってやつが悪いんだな。
…ん?なんだか急に明るくなったな。
あぁ、そうか、僕は消えるのか。
そうか、僕は異端だった。○●◎は、僕だった。存在しないはずだったモノ…か…。
全部、全部思い出した。
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僕は…僕は、もう消える。
あぁ、でもやっぱり僕は幸せだったと思うな。
うん、幸せだった。
「僕は、この太陽の下で___…」
11/26/2024, 8:50:57 AM