ひとひら
意味は薄く平らなものの一枚。
春が終わりを迎え新たな季節への段階に進む時期。
名残惜しくも儚い言葉だが桜が散るように一瞬の記憶を残すのも風情があって良いものである。
ひらり、はらりの言葉遣いは植物によく使われるが
人間にも使うと一気に印象が異なる。
ひとひらの想いをのせて。
はらりと切なく散る恋心。
物語の始まりと終わりを含む言葉でもありながら何処か身にまといし物をふつふつと感じさせる事も出来る。
ひらりと舞い散る桜を記憶に焼き付けるのもよし。
画像として手元に置いておくのもよし。
香りや味を楽しむのもとして栞や特殊な保存方法で食卓を彩る物として扱うのも良し。
何をするにしてもその人の個性が出るのもまた面白い。
来年の春のおとずれはどんな景色を観られるのだろうか
心を弾ませながら待つとしよう。
4/14/2025, 1:16:33 AM