私の当たり前
夏が来た!アホのように暑く、バカのような湿度を誇る我らが夏がついにやって来てしまった!
そんな暴言を吐いてはいるが、なんだかんだ我々は夏が好きなのである。強い日差しの中で食べるアイス、ぬるいプール、手持ち扇風機片手に練り歩く街、夏を生きる我々の特権である。
私にとっての当たり前は、そんな特権を振りかざす夏である。暑い暑いと文句を言いながらも、謳歌してきた夏。それが今年も訪れると思っていた。
というよりも、私の当たり前の日常が続くと思っていた。
ふと気がつくと、緑の生い茂る廃墟の群れに囲まれていた。
パラレルワールドに迷い込んだJKが当たり前の夏を取り戻す話
7/9/2024, 11:33:38 AM