ヨルガオ(短編小説)

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「君は僕にとっての太陽だ」

なんて、馬鹿馬鹿しい言葉。

私なら、

「僕の灯火になってくれ」って言うね。

太陽なんて、自分で光ってるつーの。

君がいないと僕は生きていけないってのが灯火だ。

もっと相手に必要性を示さないと。

私じゃなくてもいいって思われるよ?

…少なくとも私は…。

ううん。なんでもない。

ほら、さっさと告白してこいよ。

あんた(と私)の気持ちが変わる前にさ。


ー心の灯火ー

9/2/2023, 5:07:59 PM