霜川菜月

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涙の理由


私が落ち着くまで理由を聞くことはなく、
あなたは温かいコーヒーを淹れてくれた。

カップとあなたの気づかいが温かくて、
本当はコーヒーが苦手なことは黙っておいた。

今日の涙も、紅茶が好きなことも、
いつか言えるくらいの間柄に、なれるといいな。

9/28/2025, 8:30:48 AM