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空はこんなにも 小さな愛 最後の声 です。
まだ書けていないお題は、後日、書きます。
よろしくお願いします。


空はこんなにも

空はこんなにも青く、太陽は輝いているのに、どうして仕事なんてしなきゃいけないんだろう。
「はぁ~」
ため息を吐きながら会社に向かっていると
「おはよう」
背中をバシッと叩かれる。
「痛えなぁ。朝から何すんだよ」
叩いた人物をギロリと睨むと
「背中を丸めて歩いてるから、伸ばしてあげたんじゃない」
叩いた本人、会社の同僚は、ケラケラと笑っている。
「仕方ねえだろ。こんなに天気が良いのに仕事か。と思ったら、行くのがイヤになったんだから」
思ったことを口にすると
「…そっか。なら、仕事休みなよ」
「え?」
まさかそんなことを言われるとは思わず、素っ頓狂な声が出る。
「天気が良い日、毎回そう思うわけじゃないだろ?」
「ああ」
「ならきっと、心が疲れてるんだよ」
「は?」
「そういう時にムリすると、仕事自体がイヤになるかもしれない。ストレスも溜まってるかもしれないし、気分転換してきな」
ニコッと微笑まれ
「わかった、そうする」
なぜか自然とそう言っていた。
「じゃあな」
仕事に向かう同僚の背中を見送り、俺は家へと戻るのだった。


小さな愛

小さな愛をたくさん集めて、大きな花束にしてキミにプレゼントしたら、僕の想いは伝わるかな。
日頃、僕の妻として僕を支えてくれているキミ。
ありがとう。と言葉にすればキミは微笑んでくれるけど、それだけじゃ僕は足りないから。
いつもありがとう。
愛してるよ。
僕の想いを届けられるように、感謝と愛を小さな愛の形にして、キミにたくさん届けます。


最後の声

僕の耳に届いた、キミの最後の声は
「頑張れ」
だった。
慣れ親しんだ場所から、夢を叶えるために引っ越す僕。
淋しくないと言ったら嘘になるけれど、夢を叶えるため。と気を奮い立たせ前を向いた。
引っ越しの準備をする中で、僕が引っ越しをする。と誰かから聞いたキミが僕を訪ねてきた。
正直、1番会いたくなかった。ただの幼なじみだけれど、キミの1番近くにいる、キミの隣から離れたくなかったし、その場所を誰かに取られたくなかった。だから、キミに会えば、引っ越すことにためらいが出ると思っていた。
けれど、キミの最後の声に背中を押され、夢を叶えてキミに会いに来よう。そう思えた。
必ず夢を叶え、キミに会いに来れるように頑張ろう。そう心に誓い、僕は夢へと歩き出すのだった。

6/29/2025, 9:37:09 AM