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星のかけら

星が綺麗な夜は
しんしんしんと
静寂が支配して

星のかけらのように
キラキラキラと
雪がただ降り積もる

いつか二人で歩いた
サクサクサクと
雪の朝の小路を…


無口な群衆息は白く手を引かれて歩いた
ひらひらと頬に舞い落ちた 舞い散る雪よ

天を見上げて煌めく星のかけらが溢れ落ちる
ような、闇を舞う雪を見た

厳しくも日々を生きている人よ

いつか、あなたに追いつけるだろうか
あなたを追って、静かな朝に共に見た朝の小路を黙々と歩いて、やがて日が暮れ、しんしんしんと降り積もるあの雪のように、あなたのように暗い夜道に白く白くあれるだろうか、私は天を仰ぎ、あなたの言霊たちのような、夜空をキラキラキラと降る星のかけらに聞いてみた。

寒い夜は、この胸の奥、あなたの言霊のような
星のかけらを見上げて祈る、静かな朝の訪れを、あの人にも。

今年一番の寒波の夜、星のかけらは一層輝きをまします、皆様温かくしてお迎えください。

人の目つきがどうだとか、心が死んでる奴は指差して自分の寂しいイジケ心を晒すけど、凍てついたそのさもしく寂しく歪んだ心を、星のかけらのように粉々に砕いて空にまけるといいね、この冬の華のように、嫉妬深いイジケた子にも温かい夜がありますように。


令和7年1月9日

               心幸











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