ゆきんこわさんぼん-はぐるまのかけら

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あるとき、ひとつのくにがありました。
そのくには、とてもなかのよいひとたちがつくり、
おさめており、くにのひとびととも
なかよくしておりました。
それはとおくみえて、とてもちかかったおはなし。


知りたいことは案外、身近にありました。
それはたぶん、知らないふりをしていただけでした。
それはたぶん、いつか途絶えども、永遠にあるものでした。
それは、とある人に憧れた、惨めで馬鹿で、
どこまでも夢を見た“誰か”の話。
────とある夢物語

11/1/2021, 12:14:09 PM