過ぎてさえみればあっという間で、振り返るとそんなに前の事だったかと驚く。
一日一日を覚えている訳ではないし、思い出と呼ぶものも限られてはいるけれど、懐かしいと尊ぶ事が出来ればそれは紛れもなく宝物だろう。
戻ってこない時間だから、二度と同じ事は起こらないから、私は思い出にこんなにも焦がれている。
手を伸ばせど届く事はない、寂しい感情も その時の記憶も、たまらなく愛おしくて。たまに泣きたくなるけどそれでもいいや と思う。
一年前よりもずっと大人になったつもりでいたけど、全然私は子供のままで恥ずかしい。
後悔や間違いを犯さないようにと努めようとして、私はそれができると思っていた。
けれど、どんなに頑張ったって後悔は残るし、間違いだって犯す。それはずっと無くならないんだろうな。
だから私は後悔や間違いを減らすように頑張りたい。大きな後悔をしないようにしたい。
それなら無謀ではないかなと思っている。
一年前の可哀想でおバカな私は、それでも幸せを見つけられただろう。今の大バカな私も、日常の中にささやかな幸せを見つけたい。
6/16/2024, 3:07:32 PM