ノワール☪·̩͙

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子供のように
作者:ノワール
私は篠原 由依、今は実家に帰省中です。今の時刻は午後5:30分、私は今散歩がてら懐かしい場所を周っています。
由依「わ…ここ相変わらず懐かしい」
私は思わず昔よく乗っていたブランコの方に駆け出していました。
由依「ほんと…懐かしいなぁ…」
ふと。
由依「りゅーちゃん……。また、会いたいな」
りゅーちゃんとは私の幼なじみの尾野 瑠真のことです。私が10歳のときに転校し、それ以来会っていない大切な幼なじみ。
由依「…やっぱり、忘れてるよね。」
私とりゅーちゃんは転校する前に約束をしたのです。
[20歳になったらまたここで会おう]
と。小さい頃の話だし忘れてるのは当たり前だよねと、ブランコから立ち上がったときです。
??「ゆーちゃん…?」
由依「…えっ?」
ゆーちゃんとは私のニックネームで、りゅーちゃんだけに許したあだ名なのです。
由依「りゅー…ちゃん?」
瑠真「やっぱり!ゆーちゃん、久しぶり」
由依「う、うん。久しぶり…」
私は困惑しながら答えました、なにせ初恋相手だったのですから久しぶりなのもあって少し緊張していました。
瑠真「覚えてくれてたんだね」
由依「りゅーちゃんこそ」
瑠真「うん、絶対に言いたいことがあったから」
由依「言いたいこと?」
瑠真「僕達20歳になったでしょ?」
由依「?うん」
そこで瑠真がすーっと息を吸い
瑠真「ゆーちゃん、僕、ゆーちゃんが好き。ずっと、小さい頃から」
その言葉を聞いた瞬間、理解ができずに私はしばらく硬直しましたが、少したって理解し子供のように抱き付きました。
私の大事な大事なーー
大好きで大切な、瑠真に。

あとがき
お読みいただき嬉しいです、よかったら他のも見ていただけたらなと思います。                ノワール

10/13/2023, 11:06:20 AM