日陰 世界線はa21ある日、いつもの様にストーカーされていた。ストーカーさんは私を後ろから見守っているらしい。けれどこの猛暑の日に、じっと後ろからついて行くのは大変だろうと思い、私はあえて日陰が多い道を歩く。ストーカーさんの黒い服が日陰に混ざる。思わず笑うとストーカーさんはビクッと驚いて慌てて路地裏に隠れていく。「…そこは暑いわよ。一緒に日陰を歩きましょう」彼は躊躇った後に路地裏から出てくると私の隣に来る。そして並んで日陰を歩くの。
1/29/2025, 1:47:28 PM