『幸せとは』“幸せ”と名付けた瞬間もう、何かは欠け始めている。彼は悲しそうに笑った。彼の本音に初めて触れた気がした。私はそっと彼の輪郭をなぞり、抱きしめた。彼の体はもう冷たく、目は虚ろでそれでも彼の真は冷えきっていない。彼にとって“幸せ”とはなんだったのだろう。おそらく、彼が、“彼自身”で無くなることだったのだろう。
1/5/2026, 12:28:16 AM