具代いずこ

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利用二日目にして「子供のままで」というお題が届いた。
周囲の子供たちを見てみると、庭で遊んでいたり、自転車を走らせてどこかに出掛けていたりする。
これらの様子は、普段の移動手段が徒歩である自身の観察からであった。
子供を観察していくうちにわかったことは、子供は遊ぶことが好きなのではないかと思う。
これを読んだ人は、転げる気持ちになったかもしれないが、あくまでも個人の率直な意見である。
しかし、この子たちが大人になったらどうだろう。いま遊んでいる仲間たちと遊ぶことはできるだろうか。
出生のスタート地点はみんな同じであるが、生きていく以上、ルートが枝分かれしていくのは避けられない。
そこで出会ったのが、いま遊んでいる仲間たちだと思う。とはいっても、これもいじわるな道のりであり、仲間はいずれ進学や就職、結婚などにより、離れてしまう場合もある。
それでも、私から言わせてほしいのが、子供のまま「遊ぶ」ということを忘れないでほしい。仲間が変わっていても、いなくても、大人たちに「遊んでほしい」と呼び掛けたい。
「遊ぶ」ということは「子供」に還ること。「子供」に還ることは大人になってみれば大事なものであり、尚且つ心に子供が住んでいる。そんな気持ちで、たまには息抜きをしてほしい。
忙しいから遊べないというのであれば、そこに遊び心を足せばいい。日常にプラスチャイルドがいることで、きっと毎日が楽しく、子供に戻ったような気持ちになれるはずだ。
子供のままではいられなくても、遊ぶことできっと得られるものがあると私は信じている。
だからこそ、大人こそ子供のままであってほしいのだ。
余談だが、私は仲間と遊ぶよりも一人で遊ぶことが好きで、どちらかというと内向的な性格かもしれない。しかし三十代になった頃から、人との繋がりがとても貴重な糸に思えてきた。なので人とすれ違ったら、誰に対してもまず挨拶を心掛けている。
すると、知り合いなのか変質者なのか区別ができないおじさんが一人出てきた。笑い話であってほしいことを願う。

5/12/2024, 6:45:55 PM