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#この道の先
この道の先には何が待っているのだろう。重く食い込む鞄を背負い,永遠に続くと思われるアスファルトを一歩一歩歩んでいく。日光が直射しているアスファルトは触ったらとても熱そうだ。歩く先には明るい未来が待っている。なんてことはなく,目の前を過ぎる白猫がいるだけだった。まあそんなもんだよな。落胆するわけでもなくずり下がってきていた鞄をもう一度背負いあげる。鞄には大学入試の対策テキストがぎっしり詰まっている。未来は待っているものではなく,自分で手に入れるものなのかもしれない。そう考えたらテキストが幾らか軽く感じられた。
よーし。頑張るか。背に重みを伝えているテキストに助けてもらいながら近くの未来を,夢を叶えたい。

7/3/2023, 11:04:09 AM