「逆さま」 無機質な部屋に差し込む柔らかい陽の光に、目を細める。 健康的な目覚ましだ。 窓を開けてすぐ、君の顔が浮かんだ。 今日は何をするんだろう、まだ寝てるのかな。 淡い恋、なんて綺麗なものじゃない。 心臓がゾワゾワする。 僕は君が僕のものになればいいと思っていて、でも手に入れる気なんて無くて。 幸せになって欲しいから。 僕は可哀想な君で心臓がゾワゾワする瞬間が好きだから。
12/6/2022, 1:44:52 PM