あの頃の私への手紙を書こうと思い立ったは良いが、あの頃の私には何を言っても変わらない気がして何度も何度も書いては消してを繰り返す事になった。あの頃は真っ直ぐで、でもひねくれてて、見えるもの全てを疑ってそれで新しい気づきを得たり、何にも無く時間を無駄にしたと嘆いた時もあったり、何かに近付いた気がしてルンルンと帰宅したりもした。知らなかった事を知ってたと見栄を張ってそれで逆に恥をかいたり、喧嘩して謝り方なんて分かんなくてぶっきらぼうに謝って、それで余計に拗れて最後は泣きながら謝ったりして。理由なんて何も覚えてないけどその何かを避けて通ったら今の自分には絶対に辿り着かないように思えて、アドバイスなんて与えたら駄目な気がして、道が見えない状況が良かったなんて言うのはおかしいと言われるかもだけど、その霧を無闇に晴らしたらいけないと思ってしまって、筆が止まる。これからの未来にどんな事があってもアドバイスなんて来ないだろうし、来ても自分はそれに従う事なんて自分で分かってる、そんなの絶対しない。阿呆で馬鹿な人間らしい人間な自分でこれからも、もがいて行こうかな!
5/24/2024, 11:21:11 AM