るに

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山の中で燃える葉。
焼け落ちて
焦げて消えていく。
自然を壊すのはとても簡単だ。
だから私は火も兵器も嫌いなんだ。
雨上がりのにおい。
私の大好きなにおいも
火のにおいで消されてしまう。
悲しくて涙が止まらないよ。
龍のお面からボタボタと水が零れる。
そして1度笛をひゅーっと吹くと、
火は消え去り
燃えていたところには苔が生えていた。
天気は黒い雲の曇りから
冷たい雨へと変わっていった。
天気の神。
それはあまりにも
私にピッタリで
天気以外に力を持たないところも
またいい。
"Good Midnight!"
人に雨を恵むつもりは無くとも、
自然を守るためには
こうするしかなかったんだ。

10/6/2025, 3:30:02 PM