「バカみたい」
名もない弱小校。連敗続きな私達は体を動かすことだけで十分。顧問は常に不在で、コーチはいない。
そんな設備もクソもない高校で勝利を目指す方が稀であり、 輪に馴染めない。
そんな中一人だけ。一人だけ輪に馴染めない奴がいた。朝、体育館から聞こえるシューズの擦れる音。その音は常に一つだった。夕方、日が暮れるまで鳴り止まないシューズの音に周りはヒソヒソと声を潜め、嘲笑った。
私もしかり。
周りの同調圧力に流され嘲笑った。
(私は馬鹿だ。)
そして
(あいつも莫迦だ。)
弱小校だからと練習もせず、同調圧力で嘲笑う私も、チームプレーをする仲間を持たず勝利を目指すあいつも、どちらもバカである。
#バカみたい
3/23/2026, 9:06:22 AM