名も無き小説家

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         『20歳』

二十歳で酒を覚えた俺は

底なし沼のように

酒の魅力に魅了された

始まりは日本酒からだったが

次第にウィスキーにもハマっていった

酒飲み街道まっしぐらである

カクテルにワインにと

それは

それは

飲みまくった

夜が明けるまで飲んだ

しかしながら不思議と

酒で潰れたのは一回だけだ

潰れた以来

改めて酒の飲み方を学んだもんだ

我流であるがな

酒には強いのが俺の長所だ

いつも言い聞かせていることがある


「酒を飲んでも酒に溺れることなかれ」


程良く酔うのが一番良いのさ



END-名も無き小説家-


1/10/2024, 12:33:00 PM