『目が覚めるまでに』ふわふわと漂っているような感覚。ああ、これは夢だ。そう感じながらゆっくりと目を開けば、そこは靄のかかった自室だった。ああ、これは夢だ。確信を持ってベッドから身を起こす。サイドテーブルには何故か湯気の立ち昇るコーヒーが置かれていて、紙とペンもある。何か、何か書かなければいけなかった気がする。でも何だっただろうか。コーヒーを飲めば思い出せるだろうか。
8/4/2023, 1:22:50 AM