《裏返しの言葉》
(刀剣乱舞/鯰尾藤四郎)
「俺の名前は鯰尾藤四郎。燃えて記憶が一部ないけど、過去なんか振り返ってやりませんよ!」
明るく真っ直ぐな性格。
世話焼きで実に脇差らしい刀剣男士。
けれどもやはり彼は失われた記憶がどうしてもひっかかっていたと知ったのは、修行へ旅立った後に送られてきた手紙だった。
そして3通目で、かつての主・豊臣秀頼に出くわしたあと
記憶を取り戻したと綴られていた。
燃える大坂城とその中で死する秀頼と、何も出来ず燃えてゆくかつての自分を。
それでも前を向き。今の主のために刃を振るう。
それが極めた鯰尾藤四郎なのだ。
「大坂まで行って、記憶を取り戻してきた鯰尾藤四郎。
記憶が戻ってきたからって、過去は過去。俺は今をしっかり歩むだけだ!」
もう、その言葉に裏はない。
8/22/2024, 10:48:44 AM