「今宵、この唇で貴方のxxを奪います 」たった一行の犯行予告。 貴方は何気なくその文に目を通すだろう。だがよく考えてほしい。犯人はその一瞬の隙を窺っていることに。顔を上げたときに、唇が迫っているかもしれない。あるいは、温かな感触に目を見開くだろう。体を注意深く見てみるといい。もしかしたら、すでに奪われているかもしれないから。『紅の跡、朱の頬』
2/4/2024, 3:22:43 PM