ℕ𝕠.25ーまってー
友達だったあの子。
いまではアイドルになってる
あの子は。
いまでは海外で仕事をしている
あの子も。
いまでは大企業に務めている
あの子まで。
決して有名ではないけど、あの頃言っていた夢を実現させている
それに対して私は—。
あの頃みんなが勉強に夢中になっていた時、
私はずっとずっと絵を描いていた。
家族は、絵を職業にできる、とまで言っていたのに
学校では何の賞に選ばれることもなく、
特別褒められることもなく、
なんなら周りの子の方が認められていた。
私は、家族の言葉を信じて絵を描いていたのに。
でも、その時に家族は、勉強は絶対にしておけ、とも言っていた。
…でも、私はその言葉は無視していた。
あの頃、自分が努力をしなかったから、
みんなよりも後ろからスタートしなければならない。
まって、まってよ、
そう言っても実力の差はどんどん開いていくのみ。
5/18/2025, 1:35:59 PM