夏畑

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『走』
私たちは、走っている。とある存在から逃げるために。
 3日前、突然そいつは、現れた。そして、そいつは、私のクラスメイトを先生を襲っていった。好き放題に世界は、荒れていった。そいつは、ストレスを解消するかのように私たち人間を街を破壊していった。
 2日前、学校内は、元の姿を取り戻すのは、不可能なくらい最悪な状態になった。血に塗れた部屋ばかりだ。武器もない、しかし、私は、生きるために逃げた。
 3時間前、そいつは、また、現れた。
私たちは、走っている。とある存在からから逃げるために。一旦、撒けたようだ。空き教室があったため、入ることにした。そこには、同じクラスのAがいた。『〇〇生きてたんだ!?』彼は、驚いているようだ。制服もボロボロになっている。気のせいか、頬が痩けたり、クマができたりしている。束の間の休息として、寝たかったが、そのとき隣の教室から、音がした。音には、聞き覚えがあった。そいつが獲物を探して、ガラスや机を破壊している音だ。Aは言う。『窓から降りるぞ』と。私もあまり考えずに飛び込むことにした。着地には、成功したが、しばらく、動けない。しかし、私は、走った。
 10分くらい、走り、私たちは、音楽準備室に入った。ここならしばらく過ごせそうだ。
 2時間くらい話したり黙ったりしていたが、その時間は、まさに天国だった。
 しかし、それも終わりのようだ。コンコンとノック音がする。私は、強烈な恐怖に怯えた。全身から生気がなくなっていった。Aが言う。『〇〇先に行け』と。私は、『嫌!』と言った。とうとう、そいつは、姿を現した。私は、動けなくなってしまった。襲われると覚悟を決めたとき、Aが私の前にいた。私を庇ったのだ。『A!』と涙声で言った。Aは、『走れ!、泣くな、また会おうな』と言って、そいつの方へ向かっていった。
 そして、私は、また走った。

11/30/2023, 1:18:41 PM