さいきん、友達と上手くいっている感覚がない。皆無だ。
部活の時間も、私が分からない話をふたりで永遠としている…だけなのならまだいいのだが、
私が話しかけた時に適当な相槌ひとつふたつ打つだけなのはやめて欲しい。
同じクラスのくせに、朝の挨拶を交わした以外ほとんど会話を弾ませることはなかった。
ほんとう、次の日の学校が更に憂鬱になる。
きょう、部活をサボった。友達に「またね」も言わず。
3人でいるのに、独りぼっちなのはもうこりごりだったんだ。
あそこにいると、「人間」として。「わたし」として居られている気がしていなかった。
家までの、ひとりでの帰り道。いつもよりスッキリしていた気がする。
自転車を漕ぎながら、ふと顔を上げ、まだ明るい空を見つめた。
あぁ、
「はやく、家に帰りたいな、」
『空を見上げて心に浮かんだこと』
7/16/2024, 11:12:38 AM