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“モノクロ”


モノクロの世界の中で、“それ”だけが異質なほどの色彩を放つ。

まるで、「僕はここにいるよ」とでも言いたげなほど。

その主張に身体を任せ、力のままに手を払い抜く。

「取った」

そう確信した瞬間、モノクロに見えていたはずの世界は色調を取り戻し、生気に満ちる。

そんな刹那の連続。

百首の歌が全て詠まれた時、そこにいるのはただの人間ではない。

読手の詠み、かるた、札の全てと一体化できそうなほど刹那の世界に溶け込んだ、1人の競技者(プレイヤー)だ。

9/29/2025, 3:08:22 PM