『終わらない問い』
終わらない問いよ
お前とはもう随分と
長い付き合いになる
どんな天気の日だってお前は
私への問いかけををやめない
(どうしてそんなに愚図なんだ?)
(あんな言い方はなかったよな?)
(同じ失敗ばかり何度繰り返す?)
私に呆れてながらも
お前は私を見放さず
その声は
やまない
ああそうか
お前の声は
死の淵に於いてこそ
やむことはないのだ
(何も叶えられなかったな?)
(何者にもなれずに終わり?)
(こんなはずじゃなかった?)
──終わらない問いよ
お前は私の傍らに立ち続ける
ならば同じものを共に見よう
月や星や
空や雲や
花や鳥や
この世のそういう
美しいものたちを
時にはお互い
口をつぐんで
10/26/2025, 2:28:36 PM