もう二度ともう二度と、あなたの手を離さない。そう決断した一人の男は、女を抱きかかえた。しかし、女はどんなに語りかけても答えてくれることは無い。いつか獄炎の炎に焼かれる日まで。真っ白に染まった、青白の肌は彼女の存在を否定しているようにも感じ、何よりも、彼女の身体はいつもに増して冷えきっている。次は、もう二度と離さない。あなたが産んでくれた子供を、何があろうと守る。私は、番人になるのだ。もう二度と、被害を加えさせないために。
3/24/2025, 11:15:02 AM