来世は犬になりたい

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もう二度と


もう二度と、あなたの手を離さない。

そう決断した一人の男は、女を抱きかかえた。

しかし、女はどんなに語りかけても答えてくれることは無い。いつか獄炎の炎に焼かれる日まで。

真っ白に染まった、青白の肌は彼女の存在を否定しているようにも感じ、何よりも、彼女の身体はいつもに増して冷えきっている。


次は、もう二度と離さない。
あなたが産んでくれた子供を、何があろうと守る。

私は、番人になるのだ。



もう二度と、被害を加えさせないために。

3/24/2025, 11:15:02 AM