天国と地獄の原材料はなんだろう
人の感情だろうか 感情が物事を判別し価値付ける為のものだとしたら正と負の二つの方向性に対応する象徴的な二つの世界が創られるのは自然な流れのように思える
しかしなぜそのような世界を必要とするのだろう
生の目的作りだろうか それとも死の謎を説明する為か
はたまたそれらを利用し大衆を先導する為か
きっとそのすべてが必要とする理由に成りうるだろう
思えば死後について別の世界を使って説明することは原理的に解明不可能なものを原理的に解明不可能な概念で説明しているだけだがなぜそれがこんなにも力を持つのだろう
きっとそれは知り得ない死という未知の恐怖を誤魔化してなんとか和らげさせてくれるからなんだと思う
何もわからないよりはとりあえず仮設したもので言い換えられれば人はそれだけで少し安心する
だから天国も地獄も超常的な世界のようでその実態はとりあえずで傷口に貼る絆創膏のようなものなのかもしれない
もしくはそれよりも「痛いの痛いの飛んでけ」のようなある種のおまじないに近いものなのかもしれない
願うことでそういうことだとするようなものに
5/28/2024, 10:12:44 AM