ベルの音が鳴る夕日を跳ね返す塵が涼しくなってきた部屋で舞っていた。カーテンが風をはらんで大きく揺れる。有機物のように揺れるカーテンをぼんやり眺めながら風が止むのを待っていた。ある瞬間、突然カーテンが重力を取り戻す。僕はまばたきひとつせずそれを見つめる。そこには君がいた。
12/20/2024, 12:57:32 PM