Open App

やるせない気持ち


クッションに顔を埋めて涙を流す。
もう、綿が出るんじゃないのかってぐらいに抱きしめ、爪を立てる。

「うううっ……」
「泣くのやめろよ」
「だってええぇ」

そんな私をjnpiは慰めるように頭を撫でたりしている。「ソフトクリーム食べに行くか?」子供扱いするなよおぉ!!

「……俺のタキシード姿見られないくらいで泣くなよ」
「ぐらいってなに!?私マジで一度も見られなかったんだよ!!写真撮ってって言ったじゃん!!」
「……」

そんなに哀れんだ目で私を見ないでよ!!もじゃもじゃ馬鹿!!

「はぁ…」
「今めんどくさいって思ったでしょ!!」
「あー!!泣くなよ泣くなよ!!思ってねぇから!!」

覆い被さるように抱きしめられては、jnpiは膝の上に乗せては背中をポンポンと叩いている。だから子供扱いするな!!

「ううぅ!!」
「お前が望むなら、いつで着てやるから」
「……本当に?」
「本当に」
「…なんでも着てくれる?」
「なんでも?」
「やっぱり…っ!!」
「着る、着るから。だから泣きやめって!!」
「写真…撮っていい?」
「……」
「うく゛っ…やっぱりぃ」
「お前の好きにしていいから!!泣くなよ」

証言はとったよ…jnpi。

8/24/2024, 11:44:58 AM