ハーデンベルギア

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「春爛漫の候、皆様お元気にお過ごしかと思います。さて、この度第〇期生の同窓会を…」
(はぁ…)
毎年そうだ、私の居たクラスにはみんなで集まるのが好きな人が多かった。だからって同窓会として毎年開かなくても…と思うがそうでもしないと、遠いところに住んでる人はみんなに中々会えないのだろう。毎年欠席に丸をして出しているのに毎年送られてくる同窓会の案内ハガキ。
わたしは、クラスの人とあまり馴染めなかった。話しかけられたら返す程度。私からは話しかけない。別にいじめられていた訳では無い。ただ、何となく行きずらかっただけ。今年は行って見ようかなと思いわたしはついに出席に丸をつけ。携帯の予定に入れる。
 初めてついた同窓会という予定に少しの不安を覚えながらも指定された場所へと急ぐ。
桜が綺麗に咲いており、時折、風でヒラヒラと散っていくのはなんとも美しい。今日が晴れで良かった。久しぶりに会う同級生。特に仲良くもなかったけれど会うのはやはり少し楽しみだ。


青空の下で再会した好きだった人は、笑顔が太陽みたいで眩しく、とてもキラキラしていた。

4/10/2023, 10:43:18 AM