西の護符屋

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春は、あげぼの。
冬は、つとめて。
きっと朝がお好きだった、かの清少納言も
梅雨時期の朝日の温もりについては
どうお考えだったろうな。

文明の利器のおかげたる氷を山盛りにしてアイス珈琲を注ぐ。
すっかり夏用にシフトチェンジした朝の習慣だ。
冬に湯気だったミルクティ越しに見る朝日はもちろん格別だ。
同じくらい、夏の朝日に溶ける氷を眺めるのも悪くない。

きらきら コロン
きらきら カラン

どんな季節にも いとをかし なものはあるものね。
清少納言様 貴女ともお話しできたら良いのにね。
苔に光る昨晩の雨粒くらいは、貴女とわかちあえるかしら。

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清少納言の時代なら鹿おどしとかも梅雨に合いそうだよね
とか思ったら鹿おどしって江戸時代以降なんですね。
清少納言聴いてないじゃん。
彼女が夏は夜と言って愛でた蛍は今が見頃かな。
蛍は陽が登ればおやすみしちゃうけど
夜半に降る雨も愛した彼女なら、きっと。

6/10/2024, 5:06:11 AM